令和7年5月28日 ふるさと納税地域商社会5月度定例会に先立ちまして、第7回ミートアップ会が開催されました。
ふるさと納税地域商社会「ミートアップ会」は、会員団体スタッフの育成を目的に、各団体の代表者や代表者級の方々が講義を行う勉強会です。
第7回は、「株式会社じゃばらいず北山 代表取締役 池上輝幸氏」を講師に迎え、「≪じゃばら≫1本の木から始まった物語 ~400人村発の挑戦と展望~」と題したご講演を実施しました。池上氏は、人口約400人の北山村で始まったじゃばら事業を基盤に、研究開発・加工・ブランド戦略を重ねてきた歩み、通販で売れ始めたときやたくさんの苦労を乗り越えたストーリーを紹介してくださいました。さらに、ふるさと納税を活用した資金循環とファンづくり、将来的な海外展開の構想など、地域産業を持続させるための具体的手法を語ってくださいました。




印象的だったのは、地域商社会の中では珍しい「自社で製造まで行っている」ということです。生産を内製化することで、品質を自ら管理しながら地域雇用も生む。
まさに理想的な地域ビジネスの形でした。
さらに、商標や地域ブランドの話、機能性データや工場の整備から販路を広げた手法も示唆に富んでいます。本会には運営やマーケティングに強い団体が多い一方、池上氏のように製造やブランド保護に長けた知見を共有できるのが大きな魅力。互いの得意領域を学び合うことで、会員全体の成長が加速しています。
ふるさと納税地域商社会「定例会」では、会員団体の直近の取組を共有することで、各社の業務推進に役立てる情報交換を行っています。5月度定例会では、令和6年度の実績振り返り、主要ポータルサイトの最新動向、総務省訪問時の概況などが共有されました。特に夏の季節商材の育成状況やオンライン広告のアップデートなど、実務に直結するトピックについて質疑応答が活発に行われました。北は北海道、南は沖縄まで参加しているからこそ地域性のある話が聞け、違いが比較できるのも特徴です。公判ではQ&Aの時間を設け、クローズドな場だからこそ可能な具体的情報交換の場となっています。
地域商社会は、今後もミートアップと定例会を通じて「地域×ビジネス」の最新事例を学び合い、各社の成長と地域活性化に寄与してまいります。
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